お知らせ

【コレクション 】11月の「今月の一品」を公開しました

2020.11.06

1892年、リトグラフ・紙、17.5×21cm

『ファン・ゴッホ展』カタログ

リヒャルト・ロラン・ホルスト

1892年12月から1893年2月まで、オランダのアムステルダムでフィンセント・ファン・ゴッホの回顧展が開かれました。この展覧会は、前の年に亡くなったファン・ゴッホの弟テオの意志をテオの未亡人であるヨハンナが引き継いで企画したもので、87点の油彩と25点の素描が出品されました。監修はヨハンナと交流があったアムステルダム出身の画家リヒャルト・ロラン・ホルスト(1868年~1938年)が勤め、図録の表紙のデザインと序文の執筆も担当しました。ホルストは図録の表紙に萎れて首(花)を力なくうなだれるひまわりに、本来はキリストや聖人の頭上に描く光輪(ニンブス)を配し、「Vincent(フィセント)」の死に対する哀悼とその作品の崇高さを表現しました。

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