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【コレクション 】2月の「今月の一品」を公開しました

2022.02.01

1923年 油彩・キャンヴァス 79.2×67.3cm

村の祭

東郷青児

東郷がヨーロッパで描いた作品。「欧羅巴には、ルーロツトで旅から旅をつづけながら、各地の季節の祭日に町の広場で芸を売るボエミアンの群が非常に多い。或日の行きずりに見たこれは多分セルビアあたりのボエミアンだつたのであらう、中欧風の服装のとても綺麗な色どりが僕の網膜を捉へて、家へ帰つてから記憶を辿りながら描いたのが此の絵である。ネオ・クラスィズムに変つた頃のドウシャンの絵に大分影響されてゐるやうだ」(青児の自筆『東郷青児画集』第一書房、1931年)。「ルーロット」とは、住むことのできる馬車のこと。男性の背後には風船が、足元には投げ銭入れが見える。帰国後の二科展に「手風琴とマンドリン」という題で出品された。

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